国際的な視野を広げて世界で活躍できる人材に!
東京都立大学は海外の協定校と積極的な国際交流を図っています。
教育・研究力を向上させるため、海外の協定校から多くの外国人留学生を受け入れるHealth Sciences International Interprofessional Program(HIIP)と、海外の協定校に本学学生が滞在するInterprofessional Education(IPE, 専門職間連携教育)プログラムの二つの取り組みを行っています。
短期留学支援制度
1)タイ シーナカリンウィロート大学
タイに2週間滞在します。学部生と共に授業に参加します。授業は基本的にタイ語ですが,スライドは英語で,英語の通訳がつく予定です。現地において大学生と交流し,タイにおける医療システム,および理学療法の位置づけを学び,日本との違いを理解することを目的とした研修です。
理学療法学科の授業の他,タイ伝統医学の講義や伝統ハーブ作り実習,看護学部授業見学,病院見学,解剖ミュージアム見学などが予定されており,日本との文化の違いを体験し,英語を共通語とした国際的なコミュニケーションスキルを育むことを目指しています。
2)スウェーデン カロリンスカ研究所
2週間,スウェーデンに滞在します。IPEの正規演習・実習に参加し,「チーム医療」「連携協働」を実践するための基本を学ぶ。また,文化の違いを体験し、同じ専門職や他の専門性に触れ、英語を共通語とした国際的なコミュニケーションスキルを育むなど,多岐にわたるプログラムを経験することができます。
HIIPプログラム (Health Sciences International Interprofessional Program)
タイ,インドネシア,スウェーデンなどの協定校からの来訪を受け入れています。
病院,介護施設,介護用品リースの企業,歩行アシストロボットの企業など,様々な施設を訪問します。また,学部生と料理などの文化的な取り組みを含めて交流を深めます。留学生は,本校の学部生の演習授業に参加し,一緒に討論する機会を設けています。また,日本の医療と介護のシステムを学習し,仮想的な患者を設定してケーススタディに取り組みます。
2024年単年度で14名の留学生を2週間プログラムと5週間プログラムに分けて受け入れました。このような取り組みを通じて,異文化を理解し,英会話によりコミュニケーションをとることで,国際的な視野に立って活躍できる人材に成長することを期待しています。